2013年9月18日水曜日

BYOB 29+ Project 途中経過とヘッドバッジ群


BYOB 29+ Projectのフレーム群、大阪のミルキーウェイにて塗装され戻って参りました。


残念ながら現時点ではBYOBで塗装をする事は出来ません。
でも、いつかは出来るようになりたいと強く思っています。

僕たちは鉄フレームが完成車になる過程において、塗装はとても強い意味を持つと思っています。
それは単に錆び止めの意味だけではなく、塗装と同時にそのフレームが最後に帰るべき場所が明記されるからです。

”完成”車に様々な方法で添加される その場所を示す文字、ロゴ、時に絵。

個人名ならいざ知らず 見る、時間、巨人、特化した etc

僕の無知さ故かもしれませんが、その記号に言葉以上にどんな意味やいわれがあるのか。
その言葉からのみ理解する事は困難でしょう。

ですが、自分の分身の”顔”に付けるべきヘッドバッジやダウンチューブの屋号には、
その名を付け、形に意味を込め、そしてそのフレームを作った人間の意識が籠っています。

僕たちは車両が”完成”する時、それらの記号が然るべきところに自身の望む形で有る事が欠かせない要素だと考えています。




そんなわけで!

ここでお節介にも参加メンバーのヘッドバッジとダウンチューブのロゴをご紹介!!
もしかしたらそれは名付け親から直接聞くべきかもしれませんが。。。

アルファベットを逆に追ってどうぞ〜



Yanagi Cycle




ビルダー 飯泉さんの生まれ故郷、千葉県柏市(旧沼南町)高柳に因んで。
柳に風 の言葉通り、どんな強風や状況の変化にも対応できる柔軟な体勢、考え方で事に臨めるように。  という思いから命名。

しかしながら現地は特に柳が多いわけでもない変哲のない田舎(本人談)だとか笑。

ヘッドバッジは銅板をエッチング、その上から塗装し製作しており極めて手の込んだ仕様になっています。

29+ Project 用フレームが完成してから既に次の製作に入っているYanagi cycle。
今後はベースになっているロードを中心に、悪路を想定したロードやツーリング車などそこから派生していく車両を手がけていかれます。



Sunrise cycles



小売りや車両の企画設計からフレームの製作を本業として始めた、言わば外道の僕 高井が日本でフレームビルダーとして認められるのか。 
それが可能であれば、その後スタートしたこのBYOBにおけるビルダーとしての在り方と同じく、日本に於ける新しいビルダーの在り方の日の出となる、 という思いから命名。
ナショナリズム的な意味合いは無い。 実際には晴れは嫌いで雨が好き。

ステンレス製ヘッドバッジは自身の望む形 "Smooth & Solid Shapes"の頭文字 S3 から。
ヘッドへの締結はAKIRAの表紙のイメージでM2のマイナスネジを使用します。

今後は定型フレームの確立と、傍らその形、フォルム、ディテールから即座には機能を連想させないフレーム作りを可能にしたいと思っています。



SCUBA Bikes



「丈夫であり、遊べる自転車が作りたいということ。」 ビルダーの今村さんの言葉です。
BMXやMTBに限らず、走ること移動することでも、ちょっとだけ遠回りしたくなったり、普段使わない道を通ってみたくなったり、遊び心を与えてくれる物であって欲しいということ。
それをあたかも水の中を泳ぐようにストレス無く可能にする自転車でありたい、その思いから命名。

ヘッドバッジは実はプロト。
正規品は今村さんのキャラが前面に出た素晴らしい物になるでしょう!

休日にレースで乗ったり、山や野原や海岸へ乗りに行ったりでもいい。
自身も乗る人も楽しめる、遊び心を与えてくれるモノづくり。
次の製作はカーゴバイクのSCUBA Bikesの目指すところです。



COMMON Bikes







[Common] = 「共通の」 の言葉通り、いつの日もいつの時代も自身に共通することは、自転車で遊ぶ、遊んでもらえる自転車を作るということでありたい、というビルダーの今野君の思いから命名。

ヘッドバッジはCommon BikesのCBをロケットにデフォルメ。
いつの日か宇宙に帰る事を夢見ているのでしょうか。(内輪ネタです)

今後もトレイルバイクを中心に製作を続けていくというCommon Bikes。
その土地土地に根付けるフレームを、地場のライダーと共に共通の意識を持って作っていきたいとのこと。
フレーム作りに留まらず、その環境そのものをライダーのみならずその場に生きる人々と作っていく事も目標の一つだそうです。



BKNS cycle (バカんす サイクル)





「バカんす」は、ビルダー、タマゴさんの弟さんによる造語だそう。
バカな事を真剣に楽しむ! とりあえずご機嫌な〜てな風味の、哲学的なようなそうじゃないようなニュアンスで命名。 
「バカンス」ではなく「バカ"んす"」  Let's バカんす together !!   (といった案配w)
(タマゴさんを知る人ならきっと誰もが納得の屋号ですね)

ヘッドバッジはピース顔で親指を立てたBマーク。
どんなポップなフレームカラーにも映えるステッカーで製作されています。

29+製作後も29"ツーリング車を製作中のBKNS cycle。
今後もシングル車を中心にタフで遊び倒せるフレームを製作されていきます。
そのいずれも♡マークのスリーブのように、ニヤっとしてしまう味わいのある物にしたいとのこと。






いかがですか?
それぞれの屋号とそれに込められた意味。

別の人間が考えているのだから当然と言えば当然ですが、それぞれの人間性が前面に出る眺めても楽しいバッジ群だと思いませんか?


BYOB Factory に集まる5名が29+ホイールのみを共通項にフレームを作る今回の BYOB 29+ Project。

先週末でフレーム群は塗装から戻り全台(ほぼ)動く形になりました。

塗装前の試走会は雨で中止(未塗装なので仕方ありませんが。。)、
塗装後初のお披露目の場MIXPRESSION 11も雨で延期 という、さんざんな事になりました。

が、それは仕方の無い事! 
週末の完成を祝う走行会、秩父での一走りに目標を切り替え全力で完成車に組み立て。
後はその時を待つだけとなりました。

関東圏でのお披露目はWorkshop Monkeyさんにお力を借りて、
また関西圏では、 京都 空井戸サイクルさんにて、埼玉にて作られるRipaバッグさんと共に9月26日より車両をご覧頂ける予定です。


それぞれのフレームにそれぞれの屋号を乗せて車両が動き出すまでもう少し。
企画も終盤に差し掛かり、嬉しくもあり悲しくもあり。



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